腕をひねる・肩を外にひねる運動です。弱いと、股関節が緩み骨盤が硬くなり、膝のお皿の上部に疲れがきやすいです。立位で体や腰をひねる際には、太ももや膝下の外側に疲れがきやすいです。座位では、骨盤が硬いので腰の回旋が制限され、上半身の動きが悪く疲れを感じやすいです。特に、背中の下部にきやすいです。肩甲骨が内方に動きにくくなるので、猫背になりやすいです。肩甲骨の間が硬くなり下を向きにくくなります。
行う前に、椅子に座り手で反対側の肩をつかむように胸の前で両腕をクロスして、アゴひいて背中を丸めます。この姿勢で上半身をひねります。その際に骨盤に突っ張りや軽い痛みが出る場合、そちら側の腕にこの運動を行って下さい。(左にひねった時は右に出る)
より効果を出す為のポイント
椅子に座り姿勢を正してアゴを軽くひく。肘を90度曲げ掌を下にする。手の指を伸ばし、人差し指と中指の間を開き、親指と人差し指は閉じ、中指と薬指は閉じる。手首を下にまげる。脇をしっかり締めて少し手を外に開く。両膝を閉じ太ももの内側に少し力をいれる。そして、肘から先を外にひねる。
上の絵のように人差し指と中指の間を開きます。先にすべての指の間を閉じて、そこから人差し指と中指の間だけを広げていくと行いやすいと思います。
出来ない人は、何かを挟んで広げてあげるとよいです。
このような姿勢になります。この姿勢から肘から先を外にひねりますが、脇を締め肘を脇腹につけたままで行った方が効果があります。膝はしっかり閉じてください。閉じて太ももの内側に力を少しいれておいた方が肘から先をひねりやすいです。
外にひねると上の絵のようになります。これを1回として、元に戻して10回ほど。始めは結構辛いと思いますが、続けていくと体が変化してくると思います。
できるようになったら、脇を閉じ肘も脇腹につけたままで、手もそのままで上の絵のように外に動かして元の位置に戻してもらう、左右に振る運動を加えてもらうとより効果がありますよ!