肩甲骨を横に動かす運動です。
肩甲骨が内側に上手く動かないと座って後ろを向く際に背中が回らず、かばって首や肩がおかしくなりやすいです。立って後ろを向く際には、背中の動きを下半身で補うために同側の骨盤が開き、股関節や膝や足首の外側に疲れがきやすくなります。バランスが崩れやすいです。ガニ股気味になりやすいです。
外側に上手く動かないと、座って反対側からひねり後ろを見ようとする際に上半身が回りにくく、首で補うので首に負担がきやすいです。特に、首の反対側の横に。または肩にも!両足で立って反対側から後ろを向く際には、下半身で補うので首に負担はあまりきませんが、肩甲骨と同じ側の足の前や内側に負担がきやすいです。主に太ももです。そして背中ではなく、同側のみぞおちのあたりの肋骨に負担がきます。慢性的に負担がきていると肋骨が飛び出た感じになってきます。扁平足や内股になりやすいです。
行う前に、椅子に座り姿勢を正して、胸の前で腕をクロスして下さい。アゴを軽く引いて上半身をひねります。正座やあぐらではおかしくなるので椅子で行ってください。左にひねりにくいなら、左肩甲骨は内側に動きが悪く、右は外側に動きが悪くなっていると思います。
より効果を出す為のポイント
内側に動かす際
足の指を上にそらす。肘をしっかり曲げ掌を上に手首を下に曲げる。少し脇を開く。肘を後方に引くようにして肩甲骨を内側に動かす。
外側に動かす際
足の指を曲げる。肘をしっかり曲げ掌を下に曲げる。少し脇を開く。反対の肩の方に掌で押すようにして肩甲骨を外側に動かす。
左肩甲骨が内側に動きが悪い場合です。軽く伸ばした方が良いです。
肩が悪い人は、始めは脇を締めて行なった方が楽です。徐々に肘をあげて下さい。肘を後ろに引く際には、体ごと一緒に!体全体も後ろにひねりにくくなっているので体を揺する感じで行なって下さい。
左肩甲骨が外側に動きが悪い場合です。床をつかむように足をグー。
始めは同じく脇を締めて行うとよいです。肩を痛めないように!内方へ押す感じになりますが、体全体で押す感じで行なって下さい。左右の肩甲骨の制限が違うのであれば左右の掌をあわせて行うとよいです。10回ほど。行なった後は、体の動きを確認してみて下さい。
<行いにくいなら、こちらを先に。>
注意する姿勢・行動
長時間、体をひねった姿勢は気をつけて下さい。
頑張り過ぎに気をつけて下さい。
頭痛の解消・改善に他の運動・ストレッチも試してみてください。
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